わたしたちの思い
地味に地道にやっていく
創業者である高橋勢子は働き者で豪快な土佐のはちきんでした。甥である父が跡を継ぎ、現在、秋山高敏で三代目。「おいしくないものはおいしくないと、お客さんに正直に言いなさい」という勢子の教えとともに、店を守っています。八百屋は生産者さんが手塩にかけて育てたものを届けてもらい、それを召し上がったお客さまから喜びの声をたくさんいただける幸せな仕事です。だからこそ生産者さんたちが生産を続けていけるための「適正価格」で、お客さまに納得していただけるものをお届けしたい。丁寧にお付き合いしていくことで、生産者さんに可愛がっていただき、お客さまには正直にいうことで信頼をしていただけるのではないかと思っています。一歩、一歩、地味に地道にやっていきます。
土佐の八百屋
創業は戦前、
ひいばあちゃんの時代から
高知市卸売市場は昭和5年に開かれた日本で2番目に古い市場です。当時は高知市の中心街に近い九反田にあり、近所にはひいばあちゃんが戦前から営む八百屋がありました。大叔母の高橋勢子がその市場や生産者さんを回って野菜を仕入れ、切り盛りするようになり、やがて仲買人となって市場の中に店を構えたのは昭和42年、五台山の麓の「弘化台」に移転した時からのことです。